トランプ勝利の方程式!アメリカ憲法の修正12条がトランプ氏に軍配を上げる [アメリカ法]
アメリカ大統領選の投票日まで残り2週間となった。
ただ、今回の大統領選は投票した後が“本戦”になるかもしれない。
劣勢にあるトランプ氏が敗北を認めず、法廷闘争などで徹底抗戦する可能性があるからだ。
2000年大統領選でも法廷闘争となり、連邦最高裁がフロリダ州の票の再集計を差し止める判断をするのに約1か月かかった。
今回の大統領選では、トランプ陣営は全米各州での法廷闘争に備えて数千人の弁護士を確保している。接戦州を含む数多くの州で訴訟になることが予想され、連邦最高裁の判断が出るには1か月を超えてしまうだろう。
そうなると12月14日に予定されている“選挙人投票”までに多くの州で投票結果が確定しない事態となる。アメリカ憲法によると、選挙人による投票で正式に次の大統領が選出されることになっているため、11月3日の国民による投票の結果は遅くとも12月14日までに確定させなければならないが、今回は法廷闘争が長期化し、12月14日までに結論が出ない公算が大きい。
ここで発動するのがアメリカ憲法の修正12条だ。選挙人投票が行えず、次の大統領が選出されない場合、アメリカ議会の“下院”で決選投票を行うことになっている。しかも、決選投票では、下院議員一人1票ではなく、州単位で1票を投じるルールになっている。
現在の下院は、共和党議員が197人、民主党議員が232人であり、議員一人1票であれば民主党が過半数を占めており、バイデン氏が大統領に選出されるであろう。
しかし、修正12条のルールでは、州単位で1票を投じるため、州ごとにどちらの政党の議員が多数かを見ることになる。共和党議員が多数の州は26州、民主党議員が多数の州は22州であり、トランプ氏が過半数の26票を獲得して大統領に選出されることになる。
法廷闘争を長期化させ、下院による決選投票に持ち込めば、憲法のルールによってトランプ氏が勝利する。これがトランプ氏を勝利に導く方程式になるだろう。
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