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核オプションの禁じ手を使ってしまった!保守に大きく偏った最高裁になる [アメリカ法]


アメリカがシリアを武力攻撃

限定的な“外科手術”(オペ)だったから、次のステップにエスカレートすることはなさそうだ。


トランプ政権がスタートして100日も経っていない。

これからの長い道のりに何があるだろうか



さて、日本ではほとんど報じられていないが、アメリカ国内で重要な人事があった。

1年以上も空席だった連邦最高裁判所の判事が決まった。


連邦最高裁判事の定員は9人。

昨年に判事の一人が死去し、保守派4人(中道1人含む)、リベラル派4人と勢力が拮抗していた。


新しく就任する判事はゴーサッチ氏

ゴーサッチ氏は保守派であるため、保守派とリベラル派は5対4になる。


このことは想定内だ。


問題は、連邦議会の上院がこの人事を承認した経緯だ。

核オプション」と呼ばれる手段を使い、共和党が強行採決によって承認してしまった。


上院はこれまで最高裁判事の承認には、100議席のうち60議席の賛成が必要としてきた

単純過半数(51議席)では足りないと規則で定めてきたのは、政治の場では共和党と民主党の2大政党の対立があっても、司法の場では2党がそろって納得できる判事を最高裁に送り込むべきだ、との配慮があったからだ。

これによって保守やリベラルに大きく偏った判事が選ばれることが回避されてきた


ところが今回、共和党はこの規則を変更し、トランプ大統領が指名したゴーサッチ氏の人事を単純過半数の賛成で承認した

規則変更は「核オプション」と呼ばれ、多数派による強行採決が容易になることから禁じ手とされていたが・・・



最高裁は「憲法の番人

イスラム圏からの入国禁止を命じた大統領令などを審査する役割を担う。


その最高裁が、トランプ大統領の息がかかった判事によって保守に大きく偏るのではなかろうか


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これまで多数のカンボジア進出の案件を扱い、成功を収めてきました。会社設立、QIP申請、NGO登録、土地賃貸借、不動産登記、担保権設定、労務管理、契約書作成、企業買収(M&A)、知的財産保護、マイクロファイナンス、債権回収、紛争処理など様々です。カンボジア政府の法律顧問として政府の内情にも詳しいので、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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