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これから英米法の“白熱講義”をしましょうか [アメリカ法]


みなさん、こんにちは。
週末をいかかお過ごしですか。

私は今日、英米法の講義で講師を務めます。

ちょっと気合が入っていて、ハーバード大学のサンデル教授に負けないくらいの白熱講義をしてこようと思っています。

英米法、特にアメリカの法や裁判制度を理解するのは日本人にとって本当に難しいです。
連邦制”という日本と異なる統治制度が曲者(くせもの)なのです。

たとえば、日本には「日本国憲法」がありますが、では、アメリカの憲法は何でしょうか?

「アメリカ合衆国憲法(The Constitution of United States of America)」ですね。
でも、その他にアメリカの各50州も各自の「憲法」(たとえば、ニューヨーク州憲法やカリフォルニア州憲法)を持っていますから、アメリカには51の憲法があるわけです。

次に、日本の「最高裁判所」を英訳すると“Supreme Court”ですが、アメリカにはいくつの“Supreme Court”があるでしょうか?

正確な答えは私にはわかりません。
「たくさん」としか答えようがないのです。

なぜなら、連邦政府に“Supreme Court”が一つ、各50州とコロンビア特別区(District of Columbia。いわゆるワシントンDC)にもそれぞれ最高裁判所があります。さらに、ニューヨーク州では“Supreme Court”と言うと第一審裁判所(日本の地方裁判所に該当します)を意味し、最高裁判所は“Court of Appeal”と呼ばれています。だから、ニューヨーク州では“Supreme Court”がいたるところにあるわけです。したがって、“Supreme Court”と呼ばれる裁判所がアメリカにはたくさんあり、私はその正確な数を知りません。

アメリカは何て複雑な法制度や裁判制度なのでしょうか。

こんな話を私は今日、6時間かけて講義してきます。


【こちらもご覧ください♪】

カンボジアに2年間赴任して国際協力(法整備支援)の仕事をしました。
今でもカンボジアとの親交が続いています。

その様子は、趣味のブログ“国際弁護士ヒロ カンボジアに遊びに行こうよ!”でお楽しみください。
http://uslaw.blog.so-net.ne.jp/

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