ボルトン“暴露本”は読むに値するだろうか? [外交・国際関係]
ボルトン氏の“暴露本”が世界中に波紋を及ぼしている。
トランプ大統領の外交の内幕を知ることができるという意味では興味深い。
しかし、書かれていることは本当だろうか?
裏事情を暴露することは守秘義務に違反し、ボルトン氏は刑事責任や民事責任を問われる。
そんな危険を冒して“真実”を暴露しているとは思えない。
彼の主観的な意見や感想、ときには誇張などが含まれている、と差し引いて読む必要があるだろう。
結局、ボルトン氏が言いたいのは「トランプ大統領は、アメリカの国益より、自分が11月の大統領選で再選されることを念頭に置いてばかりいた」という点に尽きる。
だが、この指摘は、世界中の人々がすでに感じていることだ。
ボルトン氏は政治家ではないから自分の信念に従って行動すればよいが、トランプ大統領は政治家だから、常に選挙を意識して行動するだろう。
ボルトン氏にしてみれば、トランプ大統領の行動に賛同できないことが多いかもしれないが、それが政治家というものだ。
“いまさら”不平を言うのか、という感じである。
もちろん、トランプ大統領のそのような行動を是とするかどうかは、アメリカの有権者が判断することになる。
もう一つ、言いたいことがある。
ボルトン氏はアメリカの国益のためと思って本を出版したと思うが、果たして彼の本が本当にアメリカの国益になるだろうか?
外交は相手国がある。
外交の裏事情を明かすことは、相手国からは迷惑なことが多い。
現に韓国はボルトン氏の本について「事実を歪曲している」と批判している。
今後もこんな暴露本が出るようなら、諸外国はアメリカとの外交がやりづらいだろう。
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